冠婚葬祭によって負担となる金額
冠婚葬祭は、急に舞い込んでくるので、出費として痛い場合があります。給料日前であったりすると、中々厄介なことになります。しかし、出費として大変なのは、葬儀を出す方も同じです。香典での補いがあるとしても、葬儀費用は決して安いとはいえません。
周囲への気づかいもあり、家族葬を選択する家族もいます。規模を小さくすることで、平均的な葬儀よりも、安くおさえることができます。周囲の負担も、故人の家族の負担も、軽くすることができます。この形態の葬儀が、多くなってきているのも事実です。
反対に、著名人や社会的地位の高い人は、お別れ会や社葬を行うことができます。規模も大きくなっていき、多くの人が別れを出来るように、場が提供されています。葬儀は、それぞれに合った形へと姿をかえて、時代に適した姿で行われ続けていきます。
地域によって異なる葬儀費用の平均額
終活という言葉がブームになっていますが、葬儀には多額の費用がかかってしまいます。遺された家族に負担をかけないためにも、生きている間に決められることは決めておいた方がベターではないでしょうか。葬儀費用の平均額は、地域によって大きな差があります。
意外な印象があるかもしれませんが、田舎の方が葬儀費用は高額になるというデータがあります。平均で200万円前後で、その数字には驚いてしまいます。背景にあるのは核家族化で、田舎になるほど親類や近隣との結び付きが強いことを表しています。
都市部においては家族葬がメインになっていますし、参列者が少ないことで通夜等での食事が少なく済むというメリットがあります。葬儀社の競争も激しいですし、選択肢が多いという利点があります。親孝行をしたい気持ちはあっても、経済的な負担は最小限に抑えたいのが本音ではないでしょうか。