とにかく打ち合わせはしっかり行うこと
葬儀の具体的な準備は、業者に任せておけば安心と考えていてはいけません。遺族がやらないといけないこともありますし、業者では判断できないこともあります。たとえば、火葬場に何人に行くかは業者には分かりません。これが分からないと移動のバスなどを手配することができないわけです。
遺族側がきちんと確認し、段取りよく行動しなければいけません。また、式次第に抜けているところがないか、またそれぞれの内容も確認しておきましょう。もちろん、これは葬儀の前日までにすることです。遺族や世話役で打ち合わせをしましょう。
ちなみに、司会者とも打ち合わせをしなければいけませんが、誰に司会をしてもらえばいいか悩む遺族もいるでしょう。しかし、今は業者がやってくれます。司会者が決定したら、式次第について細かい打ち合わせてすることが重要です。
葬儀の希望があるなら生前に伝えておくこと
最近は、家族のことを思って質素な葬儀をしてほしいと言う高齢者が増えています。金銭的な負担をかけたくなりと考えてのことでしょう。もちろん、それは自由ですが、家族や親戚にはその旨をきちんと伝えておくべきです。
遺言通りに質素な葬儀をしたら、遺言のことを知らなかった親戚とトラブルになったと言うケースがよくあります。もしトラブルになった場合は、故人の願いだったと言って詫びましょう。あとは時間が解決してくれます。ただ、こう言うトラブルにならないために、生前に希望を伝えておくことが重要になってくるわけです。
生前に自分の葬儀に関する話をすると、縁起でもないと言われることもあります。しかし、とても重要なことです。最近は、終活と言う考えが徐々に知られるようになってきました。これが当たり前になる時代は近いでしょう。